■ディフェンスラインについて
宮一はこんな感じどこか突破されたら後がない。1対1で負けないことが前提となっている。
東北はツートップにそれぞれ1人づつ付いてスイーパーが1人余った形
この場合、1人かわされても余っているスイーパーが対処する。かわされたDFはスイーパーの後ろに戻り、元の陣形にする。
宮一のコーナーキック時の布陣(だいたいのイメージ)
3人のディフェンスが残っている。キッカーはコーナーにいるわけだから、中央のエリアは、宮一が6人、相手はキーパー含めて8人。これで点を取るのは難しい。
宮一に対する登米高校の守り方(だいたいのイメージ)
ドン引きで、ペナエリアに密集。パスを回してもかわしてもドリブルしても次の敵がいる。宮一がなかなか点を取れなかったのは、そのため。だから2点目のミドルは効果があった。
■トップの動き
トップの駆け引き
トップ2人が中央で待っているだけでは相手が楽をする。1人がサイドに開くことで、相手1人を引き付ける。
中にスペースを作りそこを狙う。ある瞬間、開いたトップが中に入り込む、あるいは残ったトップが使っても良い。トップ2人が同時に両サイドに開いても面白い。
■その他のこと
・浮き球は足ではなく身体で止める
・能動的に動いて相手を揺さぶる。ボールが出てから追うのではなく、自ら動いたところにボールを要求する
・リスクを取るのかどうか明確にする。CK時に相手陣内に押し込んでいるように見えて、ゴール前では数的劣位に陥っている。それでいて、カウンターを食らうと止められない。止められないなら1人残して全員でゴール前に詰めるという判断もできる
・フェイクを覚える(参考URLhttp://sports.geocities.jp/tigerliliesfc/strategy/05.html、http://www.youtube.com/watch?v=3szmwYekE8o)〜強豪チームの選手はこれをやると必ず釣られる
・マンマークの練習をする
■人数の少ない強豪とどう戦えばよかったか(私見)
まー相手は早く点が欲しいわけですね。人少ないんだし、どんどん疲れてくる。だから前半のうちになんとかしたい。それをやらせないためには、
#10がスイーパーに入る。トップにいた2人をダブルボランチかサイドバックかその辺に入れて、とにかく守る、かな。
前線は、技術がなくても速くて元気な選手を入れて、後ろからのロングフィードに走らせ競らせる。
消耗戦だけど、それなら人数の多いほうが有利。
しばらくそのまま行って、点を取られなければ、後半の中頃当たりで、本来の形に戻し点を狙う。
CKの時、ディフェンス3人を残すのはいいが、3人を横1列ではなく、縦1列にし、かわされたり抜かれたりしても次が止めに行けるようにする。
やっぱり、相手の人数が少ないとはいえ、チーム戦術としては東北の選手をなめてた感がある。 あれだけ背後のスペースを空けてたら突かれるよね。他の試合観るとわかるけど、強豪チームは相手陣内に押し込んで、背後のスペースにドンと蹴られてスピードのあるトップがガーッと走ってきても、同じようにガーッと走って、1人か、それが駄目でももう1人で止めちゃうわけ。それができないのに、出来るかのような布陣にしてしまってたのはいただけない。個の勝負に持ち込まないようにするのが重要だった。
あと、人数が少ない強豪と戦うというシチュエーションはもうないと思うので、この項はほとんどどうでもいいと思う。